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日本シリーズ第3戦でソフトバンクがDeNAに2-1で逆転サヨナラ勝ちした試合を、宮本慎也氏が9回の攻守を中心に分析した。
日本シリーズ第3戦は27日、みずほペイペイドームで行われ、ソフトバンクがDeNAに延長10回、2-1で逆転サヨナラ勝ちした。宮本慎也氏は、1点を追う9回の攻防に両チームの完成度の差が表れたと分析した。
DeNAの抑えレイノルズは疲れが見え、本来の球威を欠いていた。球威不足を補おうとして力を入れ、制球も乱れていたが、代わる抑え投手がいない状況だった。調子の上がらない投手を支えるには守備が重要になる。
DeNAは9回、右翼の守備固めに神里を起用した。だが栗原の右翼後方への打球を捕れず、二塁打となった。2死二塁でソフトバンクは栗原に代えて走力のあるイヒネを起用。牧原大の一、二塁間への打球で同点の生還につながった。
神里は前進していたものの、イヒネの走力を考えればさらに浅く守る選択肢があった。打球へ勢いよく入った結果、本塁への送球はツーバウンドとなり、判定はセーフだった。プレー後に神里は担架で運ばれて交代しており、送球前に足首を痛めた可能性もある。
それでも宮本氏は、守備固めとして出場したベテランなら、最初の飛球を捕り、本塁への送球でも走者を止めることが求められたと指摘した。ソフトバンクは迷わず代走を送り、同点機を最大限に生かした。
同点後、10回には正木がサヨナラ本塁打を放った。宮本氏は、適材適所で選手を起用できる層の厚さがあり、攻守の双方で準備された戦術を実行できる点にソフトバンクの強さがあると評価した。
9回の右翼守備では、飛球への判断、打球を処理する位置、本塁への送球の強さが連続して結果に影響した。DeNAにとっては投手の状態を守備で補いたい局面だったが、ソフトバンクは相手のわずかな乱れを見逃さず、二塁走者を俊足のイヒネへ交代した。
宮本氏は、ソフトバンクには1点差で終盤へ入れば逆転できるというチーム全体の感覚があったのではないかとみる。先発選手だけでなく、代走や途中出場の選手が役割を果たす準備ができていたことが、牧原大の適時打と正木の決勝弾へつながったと評価した。
Y.Kimura--JT