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WBC世界バンタム級1位の那須川天心は、王者・井上拓真との再戦を前に、村田諒太氏の助言を受けて自分の感覚を信じ、本能で戦うと語った。
WBC世界バンタム級タイトル戦の公式会見が9月25日に東京都内で開かれ、王者・井上拓真と同級1位の那須川天心が約2カ月ぶりに顔を合わせた。両者は27日、トヨタアリーナ東京で12回戦を行う。
那須川は会見中、帽子を深くかぶって目を閉じる場面が多く、10カ月ぶりの再戦へ集中した様子を見せた。試合を盛り上げるための発言は意識せず、準備したことをすべて出すと述べ、プロ初黒星を喫した相手への雪辱に専念する姿勢を示した。
ボクシング転向10戦目で初めて現役世界王者に挑む那須川は、考え過ぎず本能で戦うと説明した。転機になったのは、帝拳ジムの先輩で元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太氏から、自分の才能とスタイル、感覚を信じるよう助言されたことだった。
試合約2週間前には思うように体が動かず、2、3日練習を休んだ時期もあった。試行錯誤の末、その場で生じた感情と自分の感覚に委ねる方針にたどり着いたという。これまで「幽霊」や「宇宙系ボクシング」と表現してきた変幻自在のスタイルを土台に、那須川らしさを出して勝利を目指す。
会見では井上と目を合わせず、タイトルベルトが自分のものになるとのイメージを語った。興行のキャッチフレーズは「これで最後だ」。3度目の対戦の可能性については、再戦が注目を集めても興行側の思惑に流されたくないとし、まず今回の結果を出してから考える姿勢を示した。
M.Yamazaki--JT