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同志社国際高校の宿久洋校長は、辺野古沖で転覆した抗議船に生徒を乗せる際、学校側が必要な確認をしなかったと認めた。
沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、研修旅行中だった同志社国際高校2年の武石知華さん=当時17歳=ら2人が死亡した事故を巡り、学校法人同志社は30日、京都市内で記者会見を開いた。
同志社国際高校の宿久洋校長は、事故で死亡した金井創船長を学校側が信頼した理由について、船長の経歴や人柄に触れ、人間的な付き合いを重ねる中で信頼が深まったと説明した。その一方、生徒を金井船長の抗議船に乗せた際には意識が不十分で、何も確認しないまま乗船させたとして、学校側の不備を認めた。
法人が事故後、十分な説明の場を設けてこなかったことにも批判が集まった。風化を狙ったのではないかとの質問に、八田英二理事長は否定し、法人内部で議論と検討を続けたため時間を要したと答えた。八田氏が会見に出席したのは、3月16日の事故から約7カ月後の今回が初めてだった。
会見には危機管理を担当する瀧英次常務理事と、9月に就任した宿久校長も出席した。文部科学省は5月、同校の平和学習について教育基本法違反を認定。法人の特別調査委員会は7月、学校側に安全配慮義務違反があったとする報告書を公表した。京都府は10月、安全管理の不備を理由に同校への私学運営費補助金を減額する方針を示した。
法人は22日付で、教育の中立性などを検証する第三者委員会「検討委員会」を設置した。会見では事故後の法人と学校の対応、安全管理上の問題への認識、再発防止策の進捗、検討委員会の概要を説明した。八田理事長は改めて辞任する意向も示した。
S.Fujimoto--JT