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辺野古沖の船舶転覆事故を受け、学校法人同志社の八田英二理事長は、同志社国際高校の平和学習に教育の中立性上の問題があったとの認識を示した。
沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、研修旅行中だった同志社国際高校2年の武石知華さん=当時17歳=ら2人が死亡した事故を巡り、同校を運営する学校法人同志社は30日、京都市内で記者会見を開いた。事故後初めて会見に出席した八田英二理事長は、同校の平和学習について一面的な見方に基づく内容で、教育の中立性に問題があったとの認識を示した。
八田氏は、文部科学省が教育基本法違反と認定したことを重く受け止めると表明。平和学習では多面的な見方を教える必要があり、問題点を是正すべきだと述べた。
会見には瀧英次常務理事と同志社国際中学・高校の宿久洋校長も出席した。八田氏は冒頭、かけがえのない生徒の命を守れなかった法人の責任を重く受け止めていると述べ、武石さんの遺族や事故に遭った生徒らに謝罪した後、黙禱した。
法人は今月22日、教育の中立性と適切性を検証する検討委員会を設置した。委員会は学識者と弁護士の計3人で構成され、同校が掲げるキリスト教主義に基づく教育内容についても評価し、改善策を提言する。
八田氏は、委員会の検証結果がまとまり、法人として改善計画を検討して着手できる見通しが立った段階で改めて会見すると説明した。その上で、説明責任を果たした後に理事長を辞任する意向を示した。一方、教育・学術分野を統括する総長職には当面とどまる考えを明らかにした。
事故当時に校長を務めていた西田喜久夫氏は、武石さんの遺族から刑事告訴されていることを理由に今回の会見を欠席した。
M.Fujitav--JT