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外国免許などで運転する外国人のレンタカー事故が2020年の47件から2025年の212件へ増え、国土交通省は右折事故などを抑える道路側の対策を進める。
訪日外国人旅行者の回復に伴い、外国人が運転するレンタカーの事故が増加している。国土交通省によると、国際運転免許証または外国免許を持つ外国人がレンタカーを運転し、第1当事者となった交通事故は2020年の47件から2025年には212件へ増え、5年間で約4.5倍になった。
交通事故統計には「訪日外国人旅行者」という区分がないため、212件は日本国籍以外で国際免許か外国免許を持つ人による事故を集計した数字だ。コロナ禍前も増加傾向にあり、警察庁が2023年に国会で示した資料では、2013年の53件から2017年に188件、2019年に208件となっていた。
北海道では2024年度、外国人へのレンタカー貸し出しが約14万件となり、前年度の約1.4倍に増えた。北海道運輸局によると、2026年7月には外国人旅行者が運転するレンタカーの死亡事故を含む重大事故が相次いだ。
北海道開発局などが2015年の外国人レンタカー事故42件を分析した結果、最も多い形態は出会い頭で33%だった。北海道の交通事故全体の18%に対し約1.8倍だった。右折時は19%で全体の10%の約1.9倍、正面衝突は17%で全体の5%の約3.4倍だった。
一方、追突事故は交通事故全体では45%を占めるが、外国人レンタカーでは21%だった。外国人運転者の事故では、追突より交差点での出会い頭、右折時、正面衝突の割合が相対的に高い。法令違反では一時不停止と信号無視の割合が高かった。
ただし、この分析は42件という限られた事例に基づく参考値で、現在の全国的な事故傾向を直接示すものではない。背景には、日本の左側通行や一時停止などの交通環境に不慣れなことがあるとみられる。
国交省は2026年、運転者への注意喚起に加え、カラー舗装やラバーポールの設置など、道路側から右折事故などを防ぐ対策に乗り出した。外国人旅行者の利用が増える地域で、道路構造と案内の両面から安全性を高める。
S.Fujimoto--JT