五味虹登が世界選手権初出場優勝、男子グレコ60キロ級
22歳の五味虹登がレスリング世界選手権男子グレコローマン60キロ級で初出場優勝を果たした。
【レスリング】男子グレコ60キロ級の五味虹登 世界選手権初出場V パリ五輪金・文田のライバル名乗り [ 2026年10月27日 03:00 ] レスリング 世界選手権第2日 ( 2026年10月25日 カザフスタン・アスタナ ) 男子グレコローマン60キロ級で優勝し、表彰台でポーズをとる五味虹登 。決勝でアリアブドラ・アハマディバファ(イラン)にフォール勝ちした。日本勢のこの階級の制覇は19年大会の文田健一郎(ミキハウス)以来。
鈴木絢大(レスター)の負傷で3週間前に出場が決まった新鋭が大仕事をやってのけ、28年ロサンゼルス五輪代表の有力候補に名乗りを上げた。スタイルを貫き、鮮烈な大逆転劇を演じた。決勝で五味は大幅にリードを許したが、起死回生のフォール勝ち。
22歳の新鋭は日の丸を掲げたウイニングランで「一番でかい大会で優勝できたのはうれしい」と笑顔を輝かせた。第1ピリオドは鋭い攻めに対応できず失点を重ねる。しぶとく仕掛けた自慢の投げ技も封じられて1―7。
それでも「相手が結構ばてているのが分かった」と諦めずに反撃の糸口を探った。そして第2ピリオドの残り約2分で、一瞬の好機を逃さない。強敵の圧力が弱まったと感じ、巻き込むような一本背負い投げで倒し、すぐに押さえ込んだ。
子供のころに魅了された豪快な投げ技が、大きな勝利に導き「崩していく中で相手がバランスを保てなくなったところを狙えた」と拳を握り、胸を張った。育英大で頭角を現し、昨年はU23世界選手権を制覇。ロサンゼルス五輪代表争いでは、同じ山梨県出身で、パリ五輪覇者の文田ら強力なライバルが待ち受ける。
おごることなく、しっかり練習していきたい」。謙虚な世界王者は、さらに最高の瞬間を目指していく。◇五味 虹登(ごみ・こうと)2004年(平16)3月15日生まれ、山梨県出身の22歳。
男子グレコローマンスタイル60キロ級で25年のU23世界選手権、全日本選手権優勝。
H.Hayashi--JT