阪神2軍打撃コーチに的場寛一氏、故障経験を若手育成へ
阪神は的場寛一氏を2軍打撃コーチに迎え、現役時代の故障経験と幅広い指導歴を若手育成に生かす。
阪神 は26日、今季まで ヤクルト で1軍打撃コーチを務めた坪井智哉氏(52)の1軍打撃コーチ、同じく球団OBの的場寛一氏(49)の2軍打撃コーチ、筒井和也スカウト(45)の2軍投手コーチ就任を明らかにした。午後には兵庫県西宮市の球団事務所で就任会見が開かれ、それぞれが抱負を語った。的場氏の就任会見は、その人柄があふれていた。
プロ6年間で通算24試合の出場でわずか7安打、1打点、本塁打はなし。球団からコーチ要請を受け、自問自答を繰り返した末に古巣への復帰を決断した。「藤川監督とお話をさせてもらいましたけど、本当に私でいいのですかと伝えたところ、“それがいいんです”と言っていただいて」 そう言って涙を流した。
竹内孝行球団副本部長は「(現役引退後は)凄く創意工夫を持ってお子さんに野球を教えていらっしゃった。それがとても印象的でした」と説明した。球団は故障で苦しんだ経験に加え、伸び悩む若手に手を差し伸べるコーチとして白羽の矢を立てた。
現役引退後は社会人チームの名門・トヨタ自動車でもプレー。的場氏は「新システムの導入とかで、その数値化をかみ砕いて選手にわかりやすく明確な課題を与えて、計画性を持って実行して、チェックする」と若手育成に全力を注ぐ決意を示した。(畑野 理之) ◇的場 寛一(まとば・かんいち)1977年(昭52)6月17日生まれ、兵庫県出身の49歳。
弥富(現愛知黎明)から九州共立大を経て99年ドラフト1位(逆指名)で阪神入り。相次ぐ故障に悩まされ、通算24試合で打率.143。05年限りで退団後は社会人のトヨタ自動車でプレーし12年引退。
22~26年は北海道独立リーグの石狩でコーチ、監督を務めた。
M.Matsumoto--JT