米中首脳会談を検証 高市政権の対中外交に残る課題
高市早苗首相とドナルド・トランプ米大統領との首脳会談は、いつもテレビカメラの前で何かしらハプニングがあるので期待していたのだが、今回は少し違った。
高市早苗首相とドナルド・トランプ米大統領との首脳会談は、いつもテレビカメラの前で何かしらハプニングがあるので期待していたのだが、今回は少し違った。
冒頭撮影で、高市、トランプ両氏がエール交換した後、高市首相が「議題がたくさんあるので、そろそろ会談を始めましょう」と言ったところ、日本側通訳(外務省の高尾直条約課長)が「報道陣には退出してもらいましょう」と訳した。トランプ氏は「みんな聞いただろ?」と言って笑いが起き、そこで撮影は終了してしまった。
トランプ氏は愛想笑いを浮かべていたが、筆者には残念そうに見えた。彼はメディアと激しく対立しているが、どう見ても記者の質問に答えるのは大好きだ。過去の首脳会談でも延々と記者の質問に答えて、冒頭撮影が長時間に渡ったこともある。
ただ、国連での分刻みの会談で、延々と記者の質問に答えて肝心の首脳会談の時間が短くなっては困る。高市首相は先手を打って「記者とカメラを追い出した」わけだが、トランプ氏の「あしらい」が上手になってきたなと思った。
トランプ氏は「いつもあなたの支持率をモニターしている」と高市首相を持ち上げた。トランプ政権の支持率は約30%で、高市内閣の支持率は倍の約60%あるのでうらやましいのだろう。
世界中の首脳が、実は最も気にしているのは「支持率の高さ」と「選挙の強さ(中国は違う)」なので、トランプ氏が高市首相のことを「歴史に名を残す。タフでスマート」とベタぼめしたのは決してお世辞ではない。
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S.Ogawa--JT