シトロエンC5エアクロス、居住性と装備を試乗で確認 19インチタイヤの入力も指摘
シトロエンC5エアクロスMAX HYBRIDの試乗で、島崎七生人氏は広い室内と快適装備を評価した。穏やかな乗り味と動力性能を挙げる一方、19インチタイヤでは路面の継ぎ目で入力を感じる場面があったと報告した。
モータージャーナリストの島崎七生人氏が、シトロエン「C5エアクロス MAX HYBRID」の試乗結果を報告した。家族向けの車として居住性や装備を評価し、ゆったりした乗り味を確認した一方、標準タイヤによる路面からの入力も指摘した。
車両は最新プラットフォーム「STLAミディアム」を用いる。島崎氏が最近試乗したプジョー「5008」と共通で、パワートレインも1.2リットル3気筒ターボにモーターと6速DCTを組み合わせたものとなる。
島崎氏は、同じ基盤を使いながらブランドの性格を反映した別の車に仕上がっていると説明した。C5エアクロスについては、気負わず使える良質なファミリーカーとの印象を述べている。
外観では、ボディーからウイング状に張り出したテールランプを特徴として挙げた。シトロエンの以前の前衛的な傾向は抑えられているが、細部へのこだわりは残ると評価した。全体は現在のSUVの一般的な構成から大きく外れていないとしている。
全長は4665mm、全幅1905mm、全高1710mm。ホイールベースは2790mmで、室内のゆとりにつながる車体寸法となっている。
内装はカジュアルで品よくまとめられていると島崎氏は評価した。中央には13インチの縦型タッチスクリーンがあり、「ウォーターフォールスクリーン」と呼ばれる。メーターディスプレイもシンプルで、インパネ左右の手前に張り出すトゥイーターがアクセントになっているという。
シートについては、体を心地よく受け止めると報告した。後席は座面にやや角度があり、背もたれはリクライニングが可能。頭上と足元にも十分な余裕があると説明している。
試乗したMAX HYBRIDでは、前席にヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能を備える。後席にもヒーターがあり、ステアリングヒーターは標準装備となる。5人乗りで、荷室の広さも評価した。
走行時はシトロエンらしい穏やかな乗り味だったという。ただし、独自のダンパー「PHC」を組み合わせていても、標準装着の19インチオールシーズンタイヤの質量や硬さにより、路面の継ぎ目などでは入力の大きさを感じることがあった。
動力性能は、急なアクセル操作を伴わない運転であれば、滑らかで必要十分な力を発揮すると評価した。
5段階の採点では、パッケージング、インテリア・居住性、パワーソース、推奨度が各5つ星で、フットワークは4つ星だった。これらは島崎氏の試乗に基づく評価である。
K.Tanaka--JT